小林麻央さんが最近新たに開設したブログKOKOROの中で、後ろ姿とともに子供を両手に連れている姿、かつらのすっぴん顔などを幾度も掲載している。
ブログのコメントとともにそういう小林麻央さんの今の状態がほとんど日記のようにして自分のプライベートの模様を見る人に伝えられているし、それを連日メディアが伝え、多くの方々がそれに刺激を受けて多くの感銘を受けているようだ。
正直ここまで重病の自分の姿を時系列的に伝えているブログは、麻央さんの KOKOROの他ちょっと見当たらない。
ありのままの姿を見せようとする彼女、その後ろ姿にも凄い重みを感じてならないが、別な見方もあるようだ。
彼女の快癒を祈りたいと思うのはもちろんだが、それを考えていきながら様々な意見、そういうものにちょっと触れてみよう。
なぜ小林麻央はこんな衝撃的な自分自身の姿をブログで公開したのか
小林麻央さんがブログKOKOROを開設した時、最初の記事には
“乳がんという病気に自分自身の心が隠れて小さくなった。女性として母親として強くなるためにこのブログを運営することで弱い自分と訣別することにした”
という内容が掲載されている。
これが彼女がこのブログを開設した理由となっているし、紛れもない彼女の本心に違いない。
すっぴんのかつら姿、頭髪が抜けきったことを案に示す医療用の深い帽子、そして子供たちの手を引きながら歩いている彼女の後ろ姿。
彼女が正面を向いて写っている写真画像は全て笑顔だ。
あの末期ともささやかれている進行性乳がんにかかって長い闘病生活を送っている人としては、確かにすごい勇気と感動を与えてくれる笑顔と言えるだろう。
そういう彼女の姿をほぼリアルタイムで視覚を通じて見せてくれるブログKOKOROは、小林麻央さんに心から敬意を示すという内容で、多くの同じ病気にかかって今も闘病中の方々を中心に、多くの人から応援のコメントが絶えない。
ブログの内容をショッキングなものにしてアクセス増加による収入を目指している(?)
一方で、彼女はそういう自分の近況についてセンセーショナルなブログ投稿することによって治療代や家計を補おうとしている、という意見もあったりする。
小林麻央さんのブログKOKOROはアメブロだが、アメブロだと読者によるアクセスが1000あると30円になり、彼女がブログKOKOROを開設当初は2日だけで3000万アクセスあったと言われている。
つまり2日だけで100万円近くの収入が実現したこととなる。
その手法、どうやら彼女の旦那である市川海老蔵さんから伝授されたものなのかも知れない。
その根拠は、旦那の彼もブログを運営していて、その更新回数もひと月のうちに700記事以上という超人的な数を誇る。
多い時には一日で20回の記事投稿もあるという。
が、そのために月間PV(ウェブアクセス数)が1億2千万にも達するという。
つまり旦那の方でブログの月間収入がすでに360万円にもなるという計算だ。
こうした自分たちの知名度、ニュースバリューを計算に入れながら、自己宣伝に使わないわけはない。
これが小林麻央さんのブログ運営を手放しで同情、感動できるわけではない、という意見の根拠となっているようだ。
こういう見方から彼女の後ろ姿の画像を見れば、演出と感じたりされるのもあながち全てが全て一方的な意見ではないと言えるかも知れない。
旦那の市川海老蔵も小林麻央も大金が必要?こういう“稼ぎ方”もある程度は正当化も
ただ、ここで旦那の市川海老蔵さんの話を少しさせてもらえると、彼自身大変な借金を元々親の代から背負っている身分だ。
彼の亡父、市川團十郎氏は2013年2月3日に亡くなる時に19億円もの借金を残している。
天文学的な借金の金額と言ってよいだろう。
当然のようにそれを引き継いだ長男、市川海老蔵さんはその後、交際していた米倉涼子さんと破局。原因はやはりらこの借金の問題について彼女のサイドか問責されたことが大きかったと言われている。
一方、乳がんの治療や入院費で小林麻央さんの方も現在大変な金額がかかると言われている。
以前彼女の病気の報道によってマスコミが自宅周辺に押しかけたことを嫌った海老蔵さんなどの計らいで、1度は退院した入院を再度するようになったとのことだが、プライバシーやセキュリティを確保する必要から一泊10万円もする入院費になるという。
加えて乳がんに対する陽子線治療などの最先端医療を行うため、保険の適用も受けられないことから治療一回につき300万円もの治療代がかかるとも言われているのだ。
二人がアメブロで稼いでいる金額、これらが事実だとしても、この夫婦にのしかかる借金や治療代。
これらを全て考えれば、アメブロで海老蔵さんや麻央さんが稼ぐ金額は慰め程度でしかない。
なので多分に生活の必要からという動機が強いのではないだろうか。
確かに故意にショッキングな画像を使ってセンセーショナルな印象を読者に与えるよう画策しているかも知れないし、そのことについて批判が上がるのは一般の人たちにとってはごく自然な感情なのかも知れない。
だが事実として、彼女の病気は確かに常に命の危険と隣り合わせであることは間違いない。
後ろ姿の写真画像にさえも“造り”のような感じを受ける、という意見も合って良いのかも知れないが、今多くの女性が彼女と同じ病気に苦しんでいる。
麻央さんが自分のそういう姿を見ることで、間接的にもこの病気で苦しんでいる方達、その女性達に同情や激励を新たにすることが求められているのではないだろうか。
おそらく彼女も心からそれを望んでいるに違いない。
(喜屋武氷捺)