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乙武洋匡は体の構造が自分で処理出来ないことを理由に女性関係を言い訳すべきなのか

乙武洋匡氏(40)があのような体の構造のため、自身で“処理”をする上では大変な困難にあるということが多くの人たちに気づかれ始めている。

先日ホテルで開かれたパーティーの席で彼は自身の女性関係についてはっきりと謝罪している。
ああいう彼の体の構造を考えると、確かによくない行為だったとしながらも、同じような人々に対してもある種の「配慮」が必要なのではないか、という声もあるようだ。

乙武洋匡氏自身、これから先どんな道をたどっていくのか、いまわかっているのは自分自身の持って生まれた体を一生背負って進まなくてはならない、このことだけは間違いない。

だが彼のような体に生まれた人たちに対して、何かもっと深く考えていくべきことがあるような、そんなスキャンダルでもある。

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乙武洋匡自身は少なくとも自身の表と裏の顔を認めていた

パーティーの席上、乙武洋匡氏自身はこれまでのスキャンダルに関して、自分のした行為をはっきりと認めている。

“表と裏があった”

だがこれを自身で認めたと言うことは、先頃まで参院選出場の話が持ち上がっていた彼の政治家としての資質を疑わせるのに十分とも言うしかないだろう。
政治家は得てしてダークな側面がつきものだが、少なくともそのダークな面をあくまでもひた隠しにするものだ。

それがばれてスキャンダルになってしまえば最悪自分の政治家生命はそこで絶たれ、辞職もあり得るからだ。
現に先頃自民党の現職若手男性議員が巻き起こした女性問題、その中で彼は咳にをとって議員辞職している。

女性問題と言えばお笑い芸人や芸能人などによくあるハナシだが、乙武洋匡氏の場合は彼らと異なるということも大切なポイントだ。
彼は今まで清潔で実直、ハンデのある体を持ちながらそれを克服してスゴイ人生を送っている人、という模範的な人物だというイメージがあった。
それを一瞬のうちに自分の手で崩壊させたのが女性関係のひた隠し、そしてその暴露だった。

今後のことは全くの白紙、と語る乙武氏。
彼は確かにこれまで自分が築いてきた自分のクリーンなイメージを自分自身の手で壊すこととなった。
これは間違いないだろう。

彼の進む道があるとすれば純粋に作家としてか、または一般人としてか、いずれにしても当分の間逼塞しているしかないかもしれないとさえ思えてくる。

健常者と違い、女性との接触がきわめて限られることも原因か

ただ、彼が普通の体の構造とは異なるという点が、ある意味今回彼の悲劇を生んでしまったとも言えるかも知れない。

実際問題として、体にハンデのある人が普通の女性と接触すること自体、ものすごく限られると言うことが今回わかってきているようだ。
それを表立って主張するには非常に勇気がいるものだし、今の介護施設などでもなかなかそこまで配慮が行き届いているとは言えないようだ。

乙武氏自身もおそらく思春期の頃を頂点として、そんな自分の体の問題に正面から向き合うこととなったに違いない。
その上で彼が選んだのは、結局他の同じような体の構造をしている人とは異なる、それこそ

「こういう自分でもこういうことが出来るんだ」

とでも標榜すべき女性関係だった。

確かに普通の家庭で考えれば、嫁の他に何人も女性をつくって夜な夜な遊びにふけることは非常識以外の何物でもないだろう。
彼は自分の体の構造をウリにしていたという声も上がっているが、今回自分で自分の表と裏を認めたことで、確かにそれはあったのかも知れない。
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嫁の仁美さんは使用人を雇うべきだったかも

また、彼が自分で処理出来ないことを彼と同じくらい知っていたのは嫁の仁美さんだった。
仁美さんは自分にも責任があると発言している。
その彼女が子育て3人、そして彼を介護する重圧から少しでも楽になろうとするあまり、夜の外泊を乙武氏に許し、また頼んでいた事実も明らかになった。
一言で何とも言い切れない問題であるかも知れない。
個人的には確かに私も女として、嫁以外の女性をつくるのはどうしても許せない部分はあるが。

今となっては後知恵になるが、嫁の仁美さんは自分で旦那の乙武氏の介護、それに加えて3人の小さな子供達の子育てできりきり舞いしていたと言うことを自分の口で語っている。

今のように旦那の女性問題が発覚するのはしかしながら、その派手さからしても時間の問題になっていたはずだ。
そうなる前に自宅で使用人を雇うなどして、何とか自分の手を楽にすべきだったのではないだろうか。

乙武氏は最初からそういう自分の実情を明らかにしておくべきだった

自分には体の上で女性関係が難しい。

だが男としての構造は健全なので、どうしてもそうした処理が必要になる。
しかしながら今の世の中、施設の設備でもなかなかそこまでは望めない。
だからやむなく結婚している身でありながら外に向かって女性を求めるしかなかった。

だがそれは世の中で認められるべきことではない、それは自分もわかっている。
だから隠していくしかない。
隠しながら逆手にとって、クリーンなイメージ、明るく元気な自分を全面に押し出すことも出来たし、有名にもなれた。

乙武洋匡氏の今までの経緯を見れば、彼の苦悩と“表と裏”、おそらくこうした流れになるだろう。
確かに男性の体の構造を考えると、自分で何とか出来ないのは非常に苦痛が伴うようだ。

ただ、スキャンダル発覚を通して今回彼が失敗した原因を挙げるとすれば、彼はなるべく自分のイメージが清廉潔白を邁進していく、そのずっと前に勇気を持って自分の“実情”を明らかにしておくべきだったと思う。

そのときのショックはおそらく他の体の問題を持つ人々も巻き込んでしまうこととなったかも知れない。
だが現在彼にまつわるスキャンダルはいくらかでも和らいでいたろうし、また早い段階でそういうふうに手を打ってアピールしていれば、同時に介護問題に対して政府レベルで取り組んでいくべき問題だと認識させられる可能性だってあったかも知れない。

今後のこととして彼が目指すべきは、同じ週刊誌やテレビなどに報道されるにせよ、これ以上スキャンダルネタとしてではないに違いない。
むしろそうした介護や福祉サービスの充実について真摯な取り組みに力を注ぐことではないだろうか。

(一ノ瀬絵美)

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