浮気する男は治らない、浮気性は一生だ、というのはよく聞くフレーズだ。
私もそんな元彼がいたりして、実体験上やっぱりそうにちがいない、などと思うしかない。
だがそんな中でもこうすれば治すことができる、という意見も多いし、またそんな浮気する男に対しての対処方法などもよく耳にする。
男と女の永遠のテーマとも言える浮気。それを治すようなガツンとした対処法があればそれこそ願ったりかなったりな事にちがいないが、どんなものか?
浮気する男は女性依存症の可能性もある。基本的には治らない
まず確かに浮気する男というのは、そういう性癖をDNAレベルで持っているとしか言いようのない人もいるようだ。
事実、正式に精神疾患としても認められていて、有名どころではプロゴルファーのタイガーウッズなどがそう見られている。
こうした病気レベルの浮気性になると本来の医学的な意味で治す、つまり治療が必要になると言うことだろう。
だがそこまで行かなくとも性癖として、確かに浮気に走る男性を嘆く声は後を絶たない。
男性、さらには動物の雄というのは、自分の子孫をより多く残そうという本能が元々あるため、本来的には複数の女性を相手にするようになっているといわれるし、その1つのはけ口として浮気する男ってなぜこんなに多いのか?という社会現象になってしまっているのかも知れない。
要するに、生物学的な意味から考えても浮気する男は治すすべがないわけだ。
もしもそれを強引に治すとなると、生物本来の機能を圧殺してがんじがらめに何かで縛り付けるしかないということになる。
まずこれを頭に置いていただきたい。
浮気する男を治すにはショックを与えるしかないかも
浮気性の彼氏がかつて私にもいて、その浮気に愛想をつかした形で私は別れてしまったことがある。
たぶん私の元彼だけではないと思うが、浮気が発覚して女性に責められても何のかのと言い訳口実を作ってくるのだ。
そして表向き謝ったり、もっともらしいことを言ってごまかしたりするけれども、その後も浮気相手の女性とネンゴロに関係を進めていったりするものだ。
そんな浮気する男を治す、というよりはショックを与えて浮気しないようにしてしまう方法があるとすれば、
浮気の現場を押さえて法的手段に訴えたり、慰謝料を請求したりする
しかないかも知れない。
だがもちろんこうした手続きは大変手間だしお金もかかってしまう。
そして何より、ここまでしてしまうと彼が以前のように自分と気持ちよく付き合ってくれるようになるかははなはだ疑問だ。
なので自己責任とはいえ、それでも安易にオススメできない。
ただ、それでもかまわない、というように怒りの方が先行している方にとっては1つの手段だと考えておくべきだろう。
探偵などを使ってもよいし、自分で時間に余裕のある時は彼氏の浮気現場を押さえて録音とか写真とかで物的証拠を取る、と言うのが一般的なようだ。
それを彼氏に突きつけることになる。
ただ、逆に名誉毀損とかプライバシーの侵害に問われる可能性も捨てきれないかも知れないし、非常に法的にも複雑な要素があるかも知れない。
なのでもしも本気でそこまでやると決心がついた上でなら、一度弁護士に相談した方がよいようだ。
情が深まらないうちなら、早めに別れるのも大切な方法
私が元彼と別れた時には、元々浮気する男だという噂は彼について密かにあったとはいえ、やっぱりそこは女の弱さというか、その現場を自分の目で見るまでは信じないことにしていた。
だけどある日、その現場をまざまざと見せつけられた私は、2度3度と彼に問い詰めた時点で「この人また嘘ついている!」とはっきり悟って自分から別れてしまったことがある。
友人女子たちから元々聞いていた彼の浮気相手の女性について、彼に問い詰めた時ちょっとカマをかけてみたのだが、その返答を聞いてはっきりと彼の浮気は間違いない、しかも相手は複数いることがわかったからだ。
そうなると友人たちの話、つまり彼が浮気性だと言うことは否が応でも信じるしか無くなった。
前々から彼女たちもこれ以上彼と付き合ってもダメだと言われていたし、自分の中でやっとキリがついたという感じだった。
浮気する男を治すよりも自分でどこかで覚悟を決めること
あの時はっきりとこちらから分かれることを告げた時、あれほどスッキリしたことはなかったが、同時にいきなり寂しさがやってきた。
一人でいると泣いたり、友人と語らうと酒の勢いで愚痴ったりと、しばらくの間、心を抑えることが本当につらかった。
だが浮気する男と結婚して、一生振り回されてしまったら家庭もこちらもメチャメチャになる可能性だってある。
「浮気なんて、男の方からすれば上手く彼女や嫁にうまく嘘をついて立ち回っているつもりになっていても、ちょっとした仕草やひらめきで怪しいことはわかってしまうのにね。女から見れば、そういう男ってよく平気でいられるな、と思うよ」
同じような経験を持つ友人女子が言った言葉だが、ホントにそうだと思う。
そして上記の通り、そうした生物としての本能にも依存しているから、ある意味こう言うのはつらいけれど、浮気する男を治すというのは女の側の驕りも幾分あるのだろうか。
だから付き合っている男性にそうした浮気性の兆候が見られたら、一番よいのは情の深まらないうちに見切りを付けて別れてしまうのが賢い方法といえるかも知れない。
私の場合、最悪になってしまい、お恥ずかしいがそんな元彼にベタ惚れしていたレベルだった。
だから友人女子たちが引き留めようとしたけれど言うことを聞かなかった、聞けなかったという部分があって、それだけ別れたキズが深くなってしまったのだ。
そんなわけで、私の場合を反面教師として、どんな男性が自身に向いているのか、できたら心のどこかにそんな冷静な思考を残してよい交際をしていただきたい。
(一ノ瀬恵美)