職場で10歳年下の男性同僚からこっそり告白されたのが2年ほど前。
それ以来ふつうのカップルと同じように付き合っているキャリアウーマンの女性がいる。
同年代の男性に数年前、こっぴどくフラれたらしい。
その反動というか、最近流行の年下男性に入れ込んでいると聞いたことがあるが、よりによって10歳、いや正確には11歳も年下の会社員の男性。
結婚するかどうかまで進んでいるとのことだ。
これを聞いた彼女の友人女史たち、賛否の渦になっているらしい。
婚活に絶望しかけている彼女を弄んでいるのではないかとか、絶対他に彼女がいるはずとかとか。
でも結局のところいずれも憶測の域。
全部外れているらしい。
今のところ彼女の言い分だと、大変礼儀正しくて、彼女が10歳以上も年上にもかかわらず、キチンと彼女扱いして付き合っているらしい。
もちろんお泊まりもキチンと過ごしているとか。笑
年の差婚でも女性が年上でも愛さえあれば結婚して良いのでは
気楽な友人女史は、このタイトルのように軽く受け流している。
一部自分の方が婚活でうまくいかないせいかもしれない(笑)が、愛という言葉が持ち込まれると全てに使えるから便利だ。
実際のところ、10歳年下の男性と結婚するとなると様々に問題が起こる。
まず男性の方の両親がふつうは納得するはずがない。
出産が高齢出産になってしまう。
年齢差のため考え方が違う。
友人女史たちの攻撃はまだ続く。
「男の方も彼女にのぼせているし、彼女もそう。何いってもダメじゃない」
「結婚も良いかもね。後で後悔が大きいと思うけど」
「だけど子供産めるの?」
一理ありすぎだ。
男性が年上のオバサンを選ぶのも理にかなっている
だが、面白い主張もあってけっこう同じ30代として興味を引く。
年上の女性は、年下の女性よりも抱擁感があって居心地がよいというのがそれだ。
年下の女性だと何くれとなくずけずけと男性にいいまくり、それをコントロールすのに彼氏も苦労する。
年上の女性は実社会の経験や、時には実務能力なども上のため、男性側の失敗や悩みなども結構わかってくれる余裕がある。
10歳年下の彼氏、相当扱いやすそうに感じるのは私も同感だ。
確かに年下の女性のような若さや新鮮さは少ないかも知れないが、10歳もの年の差があればいわば母親に近いものを女性が持つことにもなるので、結構和気藹々になる事も多いという。
これを知った友人の1人は
「なるほど、じゃ私なんかも20代の男性と上手くやれるんだよね。実行しようか」
こういうのは天然よりも脳天気というべきかも知れない 笑。
結局結婚に賛成なのか反対なのか?
あくまでも他人のことだからどうでもよいといえばよいはずなのだが、難しいのは今の婚活の状況だ。
これを考えると全くの他人事にもしにくい。
未成婚率の毎年の増加から見ても結婚は今後ますます難しくなるのは間違いない。
そうなると、ふつうに男性よりも数年ほど年下の女性と結婚するという正攻法的な婚活は限界を感じている。
あくまでも私の見解だが。
そうなると、変則的な結婚のパターンにイヤでも目を向ける必要もあるだろう。
というか、10歳年下の男性と結婚するのケースはすでに芸能界でも多くあるし、ある意味今後一般の人々にも同じ結婚のパターンが広まっていくのかも知れない。
結婚がうまくいく、行かないはふつうの夫婦でも同じことかも知れない。
遠回りな愛情の求め方かも知れないが、結婚になったらそれなりにうらやましくなることだろう。
(一ノ瀬絵美)