お見合いパーティーでよく言われるサクラのバイトの存在。
たいていは人数をすりあわせたり、楽しいパーティーに盛り上げるためにそんな人材を業者が用意するための工作の一環となるらしいが、もちろんふつうは巧妙に隠しているので、業者側に聞こうと当人に聞こうとそんなことは一切ない!と明言されるのがオチ。
私はそう思っている。
だがネットの発達もあって、そんなウラのバイトを経験したことのある女性たちの声も蔓延している。
ネットの情報だからどこまで信頼できるかは不明だが、どんな仕事内容になっているかは一定の情報内容になってきているため、業者側に尋ねるよりもはるかに信頼性は高いと感じられるのだ。
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だから私の年代の女性たちにも覚悟はしておいて欲しいのだが、どんなお見合いパーティーでもほぼ必ずサクラがいると考えておいた方がよい。
いないかも知れない、という可能性は残しておきたいが、 “いるものだ”と決め込んだ方がハラも座る。
私はそう考えるタチだ。
だが、バイトとしては真剣に婚活している人々を騙すという意味で、あまりにも問題となる仕事であることはさておいても、役立っているという一面もあるようで、だからいちがいに排除するのも難しい様なところもあるかも知れない。
お見合いパーティーで結婚する実例が確かにある限り、実際ある意味彼女らのお陰での座が盛り上がったり、中にはそんな中でふつうに参加した男女が結婚したということもあるようだ。
こうしたバイトを全面的に肯定することはもちろん不愉快でイヤなものだが、考えてみれば出会い系でも以前からサクラがいることは知られている。
法律の歯止めがゆるいことから、こうした行為や仕事を放置しているという面もあるかも知れない。
お見合いパーティーに来ているサクラを見破ることは出来るのか?
サクラとなれば参加者にとってはもちろん大問題だから、やっぱり誰がそうなのか、はっきり見つけておきたいというのは人情だろう。
よく言われるのが、こうしたパーティー会場に似つかわしくないようなイケメン男性、美人女性が少数紛れ込んでいて、なぜか彼ら、彼女らがパーティーの座を楽しくしたり盛り上げてくれている、とはた目からわかるばあい、これらはサクラの可能性が高いと言うことだ。
だが結局彼らを問い詰めたりしてもとことん否定されてしまうし、証拠を要求する「場所」でもないので有耶無耶になったままだ。
むこうはいわば参加者に紛れ込むプロなので、見分けようとしても太刀打ち出来ないのが実情だろう。
彼らの存在を甘んじて受け入れ婚活を続行するか、やめるかの二択しかない
そんなわけで、通常では誰がバイトだ、と特定することは難しいし、どの業者でもやっていると考えておくしかないのである。
業者の元関係者などの言い分によると、サクラを雇うことは業者にとってもリスクとコストを背負うことになるので、言われるほどは存在しない、ということを主張する声もある。
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業界側のホンネ、実情を語っているのでいちおうは説得力もありそうだが、ただそれでもバーティー会社のサイトなどでそうしたバイトを募集している場合も多いようだ。
表向き、コンパニオン募集とか受付募集などと肩書きを整えているようだが、実態はサクラ。
そう言うケースが多いのではないだろうか。
サクラに負けるな!婚活の現状として、乗り越えなくてはならないカベ
ここまで、サクラのバイトがいないというのはまずあり得ないシチュエーションといえるだろう、ということを語ってきた。
悲しい現実だが、お見合いパーティーに限らずこうした操作は、他の婚活業界でも十分起こり得ることだし、出会い系でもサクラが充満していることもずいぶん以前から公然の秘密になっている。
もちろんサクラなんていない、という人もいたりする。
疑ったらきりがない。疑っても前に進むしかない。
こうした環境の中で相手を見つけるしか今の私たちにとって選択肢がないのも厳しい事実だ。
ただ、私たちが目標とするのは業界の暗部を指摘して批判することよりも、以下にしてパートナーを見つけるか、ということだ。
欠点は欠点として問題視することはかまわないと思うが、それ以上に重要な目的があるということ。
サクラの問題に怒りの声を上げる一方で、本来の目的を大切にすることもぜひ押さえておきたい。
(喜屋武氷捺)