元彼と別れた後、しばらくして彼の方から連絡があり、以前のように付き合おうと懇願してきた事があった。
すでに私もその時アラサーで、ちょうど30歳になり立ての頃だった。
年齢のこともあって正直悩んだけど、結局断ったことがある。
30代女性の婚活の大変さは折から知っていたし、もしかすると他の方々も同じような経験を持つ女性は多いかも知れない。
正直私も婚活中だったから、もしかしたら再び上手くやっていけるのでは、と思ったが、ある理由が元で断ることを決断した。
浮気癖は治らない!一生振り回されることになる
私もこの年齢になるまでいろいろ友人も出来たし、その中には結婚したり失恋したり、離婚した女性もいる。
彼女らの実体験を聞くと会うことを懇願する元彼も“危ない男性”にすっぽり当てはまるのだが、結局女性を影でつくるのをやめないはずなのだ。
別れてからもう数年経っていて、噂も聞かないようになっていたのだが、あの性癖は本当にウンザリしたし、別れた頃、彼の部屋の中に他の女性の口紅やピアスを置いていたことでもうバレバレだった。
携帯を見せてくれるよう頼んでも頑として聞かない。
友人から聞きつけた話では、私の他に数人そんな付き合っている女性がいるとか言う話も舞い込んできていた。
ここまで来たら何年たとうと断るのは当然のことだろう。
結局、元彼と結婚しても傷ついて生涯を過ごすことになるだろうな、と考えたのだ。
男性も嘘泣きする!
その元彼、別れる直前にかなり私の方にネタバレ情報が入って来て、実際それを一つ一つ指摘するのもバカバカしかったがしまいには私もブチ切れて彼の頬を平手打ちしてしまった。
で、
「最低!もういいかげんにして!」
で、それっきりになったというわけだ。
その後何日か、何週間かして2度3度彼から電話がかかってきて合いたいとかヨリを戻したいなどと言ってきた。
驚く方もいるかも知れないが、男泣きして、涙声で電話を掛けてくるのだ。
ちょっと情けなさすぎるのではないだろうか?
もちろん会うのも断る、二度と会わないと言ったし、ウンザリしてその後着信不許可にしてしまったが。
そんなわけで、こんな男性を一度は好きになったというミスはあるので大きなことは言えないが、こんなふうに複数の女性と関係を持とうという浮気性の男性、実のところ一生治らない、と判断してよい。
私一人の意見ではなく、友人をはじめ多くの女性の意見だ。
結婚後もこうした男性は外に女性をつくってしまうし、そんな彼と結婚しても、こちらがメンタル的に参ってしまう。
彼に特別な感情があるならまた別に考えるべきかも知れないが、他の男性の条件はさておいても、浮気癖だけは注意した方がよい。
中途半端に情にほだされるべきではない
ただ、女性の方から肘鉄を食らわした男性の中にはこの元彼もそうだが、何とかしてこちらの同情を引こうと躍起になる場合も多いらしい。
その一つが彼に見られる様な嘘泣き。
それにほだされて、安直に情に流されるのは危険だ。
嘘泣きと言っても彼の場合、本当に泣いていたのだろうが、裏腹に他に女性をつくっていたり、同じようにそうした彼女らと修羅場になってしまっているとも考えられる。
そしてそのあげく、他に頼る女性がいなくて、数年経ってほとぼりも冷めた頃だろう、と考えて私と会う約束を取り付けたのだろう。
私の推測の部分もあるが、これまでの彼の浮気行動から考えて、ほぼ間違いないと信じている。
この元彼、私も婚活中の痛い身の上を突かれてその不安を利用されかけた。
だから迷わなかったわけではないが、突き放すのがお互いのため、と最終的に考えた。
そんなわけで、私の行動を多くの女性にとって反面教師と考えてもらいたいのだが、婚活とか結婚とかは、その後の長い生活を視野に入れて考えなくてはならないものだ。
あまり慎重になりすぎるのも問題だが、特にこうした浮気癖のある男性、なまじイケメンだから、女性の扱いが上手だから、といううわべに乗せられないよう十分にご注意してもらいたい。
皆様には、ぜひ素晴らしい彼と出会って欲しいと願っています。
(一ノ瀬絵美)