よく霊感が話題になるけれど、嘘くさいだけだと思う人だって多い。
自分は霊感があるとか、霊が見えたとか憑いているとか、堂々と言ってくるほとよけいに嘘くさいと感じてしまう。
霊感とかを信じて良いのかどうなのか?
そういう感覚や力が自分にある、と自己主張している様な人をたまに見かけるけれど、そんな人自体を信じられるだろうか?
何も感じない人にとって、嘘くさいと思うのは当然だといえる。
でも、自分はあえて「そんなもの信じない」と言い切ったのでは、人間関係にも微妙に影響を与えそうだ。
どう考えていけば良いのだろうか?
それをお伝えしてみたい。
霊感を嘘くさいと思うのは絶対おすすめな理由!
でも、まず始めに言ってしまうけれど、
「霊とか霊感なんてあるわけ無い。聞けば聞くほど嘘くさい」
それが普通の人が持つべき常識。
それで良いと思う。
その理由は、ひとえに自分の安全のためだ。
第一、そんな風に言う人ほどほとんど霊感商法、それとも自己顕示欲の現れなのか?
それともなにがしかの精神疾患の表れなのか?
嘘くさいという以前に詐欺とか欺しのテクニック。
そのスタートライン?
私などそこまで考えてしまう。
で、確かに良く言うラップ現象とか金縛りなど、すべてが科学的、医学的にちゃんと説明がつく。
どういう科学的な根拠なのかはその手の信頼できるサイトをご覧になっていただきたい。
だから嘘くさい以前に霊感があるとか霊の存在を信じるとか、おおっぴらに言われると
「この人危ないかも?」
となるのだ。
こんな世の中で、霊とか霊感とか実態の全然わからないものを取り上げて、人をだましたりお金を取ろうとする人たちが後を絶たない。
これも常識を考えれば自然に出てくるバランス感覚になる。
そして、実際にそういうものが「見えない」「聞こえない」、科学や医学で説明がつくというのならば、はっきりそういうものはいない、と言い切って何の不足もない。
全然実生活で困ることはないし、一番安全だ。
たまにいる?大事な人が霊感の存在を主張したらどう対応?
ところが、霊感があるとか主張する人の中には、偉い人たちとか自分の職場の上司、あるいは同僚などにもいたりする。
下手をすればあなたが付き合っている彼氏。
その彼氏が
「自分は霊感質で、幽霊とか死んだ先祖の姿を見たりしたことがある」
などというケースがあるようだ。
こういう自分が実生活の上で交流している人たちが、霊感とか霊の存在を主張したらどうすれば良いのだろうか?
一刀両断に、
「嘘くさい。霊感があるとかやめてくれませんか?」
とはまずいえないだろう。
おそらく多くの方たちはそういう身近な人たちが語ることについては、当たり障りの無い様な応対をしているはずだ。
なまじ「 嘘くさい」などと言って気分を害してしまったらそれこそ人間関係にヒビを入れるようなものだ。
それを考えてのおすすめな対応の仕方だが、次の3つをご紹介しておこう。
・「フーン」とか適当に相づちする。
・黙っている。
・肯定も否定もしない。
これらの応対に共通の意図は、
「私は全然そういう話は興味ない」
「他の話題にしてほしい」
「そういう話しは避けたい」
ということ。
要するに、こういう自分の気持ちを、角を立てずにやんわりと伝えるのがミソだ。
もちろん他のやり方を使って、それで相手との関係がおかしくならないようだったらそれで十分だ。
「私は霊感を絶対信じない」という人の方が付き合いやすい?
ところで、これはあくまでも私の個人的な経験だけれど、もともとそういう嘘くさい側面が霊感とか霊というものにはついて回る。
それらをあえて全否定し、
「そんなもの、嘘くさいし絶対自分は信じません」
と主張する人に私は会ったことがある。
けれども、面白いのだがそういう人に限ってか、すごく人当たりがすごく上手いし付き合い上手だった。
おかげでその人とはずいぶん前から面識があるけれど、今だに良い付き合いをさせていただいている。
果たして言い切って良いかどうかは微妙だけれど、そういう風に実体のわからない、嘘くさいものを初めから完全否定してくれる人。
そういう人の方がいろいろと交際しやすいかもしれない。
その理由を考えてみれば思い当たるけれど、結局その人は自営業で店を営んでいて、いろいろな階層の人たちに出会ったり付き合ったりしている。
そうすると、その人たちの中にも確かに霊とか霊感とかを信じている人だっているに違いないが、一方、逆にそれを餌にだまされたりお金を巻き上げられてしまったりと、ひどい目に遭ってしまった人も少なからずいるはずなのだ。
そういう「被害」に逢った経験のある人たちを思いやって、付き合うためには、信じているようなスタンスを絶対に取ってはならない。
実際、生活や実務上で同じように感じて、会社の上司に言われたりとか自分なりに慎もうとした方も多いはずだ。
そして、そういう風に自分の信じているものの範囲を「常識の中」に限っていく。
そうすることで、お互いに円滑な付き合い、関係ができるということのようだ。
言われても気にしないことが大切
最近はテレビや江原さんなどの活躍もあってか、やっぱり霊感とか霊の存在を肯定する考え方が女性を含めて広く行き渡っているようだ。
その分、いろいろと私たちの身近な人たちが、そういうものを信じる側に立つようになっている。
そうなると“朱に交われば赤くなる”みたいなもので、 嘘くさいけれど何遍も「そういうものが存在するのだ」などと言われてしまうと意識にすり込まれてしまうかもしれない。
心の弱い人ほど、周囲につられてしまうのだ。
でも、上で語ってみたけれど、あくまでもちゃんと科学や医学によって様々な“不思議現象”に説明はついている。
そのスタンスは崩さないことが大切だ。
たとえ上司や自分の好きな人に言われても気にしないこと。
受け流して、寛大にスルーしてやること。
上でご紹介した「完全否定」の人のモットーだけれど、多くの方たちにもメリットなはずだ。
ぜひ心にとめていただきたい。
吉野博耶