大好きな彼氏と喧嘩別れする。
悲しいかもしれないが、その原因は様々だ。
そして分かれて良かった場合もあるし、良くない場合ももちろんある。
でも、復縁したいと切実に願うのならば、喧嘩別れの後で何かのアクションを起こして、復縁の確率をアップしたい、と願うこともあるに違いない。
アクションを起こすべきかどうかも人それぞれになるし、復縁の確率をアップすると言っても本当に復縁ができるかどうかも水物だ。
でも、喧嘩別れするほど仲が良いということだってある。
とっさの意見とか感情がすれ違ってしまい、それが傷を作って広がった、などと言うときにはいくらでも努力次第で復縁する確率も変わってくるに違いない。
ケースバイケースだからこうすれば良い、と単純に言えはしないけれど、それでも共通した心得のようなものはある。
それをぜひ今悩んでいる方に向けて語っておきたい。
細かな衝突がたまって喧嘩別れしまうと大変!復縁の確率を上げるときも漸進的に!
喧嘩別れしてしまうケースは様々で、知人の女性などわずかな食事時のやりとりでそれこそ嵐のようにお互い罵り合い。
それで断絶状態になってしまったのがすでに2,3ヶ月前になる。
私は復縁など本人が互いにその気になればいくらでも可能だと思う。
まずはこのスタンスだ。
つまりお互いの気心がしっかり相手の方に向いていて、復縁の気持ちが表に出ないまでも、心の底であるうちにはその確率もずっと高いと信じている。
私自身、何年も前になるけれど喧嘩別れどころか親戚の従姉妹の家庭など、両親が猛烈な勢いで夫婦喧嘩をおっぱじめ、夜中に奥さん、つまり私にとっては叔母さんの方が我が家に逃げ込んできたことがあった。
まだ存命だった祖母が娘である叔母さんにめちゃくちゃ気を遣い、
「絶対にあの馬鹿のいる家には戻らない!」
と、叫んで譲らない叔母さんに懇々と説得を繰り返していた。
“馬鹿”というのはもちろん叔母さんの夫、つまり私にとっては叔父さんだ。
だが私もチラリと叔母さんの言い分を聞いていたが、単に一言二言の言葉のやりとりだけで底の底まで切れてしまったわけではない。
ずいぶんその前から、いわば前哨戦とも小競り合いともつかない小さな喧嘩や時には我慢が叔母さんだけではない、叔父さんの方にもあったように思う。
でなければ叔父さんも叔母さんに
「お前なんか消えてなくなれ!」
などというわけがないからだ。
(叔母さんの話では本当にそこまで言ったらしい)
細かなやりとり、衝突が積もり積もると、普通こういう夫婦とかカップルの二人はどうするか?
長年連れ添った夫婦だったら、よくある「諦め」につながるかもしれない。
離婚することもあるけれど、復縁することもある。
でも復縁の確率は高いとは言えないだろう。
その理由は、それだけ長年の間で無数に不満点がたまってしまったからだ。
でもまだ付き合って一年夜半年のカップルだったら、そういう細かなすれ違いがあったとしても、お互いの努力でまだ改善の余地があると思う。
勢いで喧嘩別れしたけれど、やっぱり彼氏が好き。
復縁を心底望んでいれば、それだけ確率は上がる。
単純だけれど、そう考えて良いと思う。
うっかりすると見落とす、自身の至らなさ
喧嘩別れしたときには、よく私もそういう友人知人の彼氏への愚痴を聞くものだけれど、相手のことは本当に針小棒大に欠点や腹の立つポイントを並べて同情を買おうとするものだ。
だが 喧嘩別れというのは、形はいろいろだが基本的にお互いに言い合ったり主張がぶつかるからこそ出てくるもの。
そう考えれば、喧嘩両成敗などと言うけれど、彼氏の言い分も聞いてみないと公平とは言えない。
女も30年続けていると、カヤの外の第三者としてだけではない、それなりに話に飲まれない冷静さを持つようになる。
だから私は激高した友人彼女たちの話を、それこそ“話半分”程度にしか聞かない。
感情移入すべき時だってもちろんある。
けれど、本当に解決したいのならば、彼氏の方の言い分だって聞かなくてはならない。
自分も女だからと言って同じ女の彼女にばかり肩入れする、その気持ちもわかる。
けれど本当にしっかり復縁しようと、その確率なり可能性を高めたいならば、痛いに違いないけれど、
「自分自身にも至らないところがあったかもしれない」
その事実を冷静に見つめるべきだ。
仕事に熱中しすぎた彼氏が彼女を振り返らないのはよくある話?それをどう捉えていくかがポイント!
女性にとっては彼氏が、いつも自分のことを気にかけてほしい、そういう気持ちは必ずある。
でも、よくある話として、仕事に没頭したりして残業続き、彼女と同棲していても単に朝早く部屋を出て夜遅く帰り、そして寝るだけ。
彼女のことなんかかまっている暇がなくなる場合も多い。
そういう時、女性としては頭でわかっていてもあまりに自分が悲しい、惨めに見えてしょうがないものだ。
「本当に彼は私のことを大切だと思っているのかな?」
そんな疑心暗鬼、不安からつい生活や言葉のすれ違い。
そしていろいろなトラブルも起きやすくなる。
寝不足や疲労の蓄積は、男も女も情緒不安定にしてしまうし、ちょっとしたことでイライラも出てくるものだ。
だからそういう時、喧嘩別れの原因というのは、単に理屈だけで説明できないことだって多い。
だがもしもそうして喧嘩別れになって復縁したいと思うのならば、お互い仕事や生活にゆとりができて、気持ちが楽になってきたときにこそトライしてみると良い。
口で言いづらければメール、電話でも良いはずだ。
人それぞれなので、自分にとって良いと思う方法を考えてみよう。
復縁に向かう気持ちと心身の状態とは絶対に切っても切れない。
それこそ、仕事や、それにまつわる人間関係などで心身とも疲れ切っている彼氏に向かって復縁を願っても、うんざりされる確率の方が大きいからだ。
自分が見えていないからこそ喧嘩別れしてしまう?客観的に自分を見る目を養うことも大切!
そして、結局のところ、もしも上のような彼氏が過酷な状態にあった時だとしたら、辛い言い方かもしれないけれど、むしろ責められるべき原因はやはり自身の方にもあるかもしれない。
仕事の忙しさやつらさに彼氏も我慢している。
その中で同棲したり交際のやりくりを考えているわけだ。
当然ある程度は彼女への応接も素っ気なくなるに違いない。
その彼氏を支えていく立場として、彼氏の態度に我慢や忍耐も必要になるだろう。
それをどこまで継続できるかで、復縁の確率も高まってくるに違いない。
カップルの形もいろいろあるけれど、むしろ私は上のような一つだけのケースをモデルとしてお伝えしてみた。
叔父さん叔母さんごめんなさい。笑
ちなみに、叔父さん夫婦は喧嘩も派手だけれど、その分逆にというか、いつも仲睦まじいし、今でも夫婦です。
喧嘩もストレス解消の一つなのかもしれません。
(一ノ瀬絵美)