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新型うつ病とは、甘えではない!理解してかばうと周囲もストレスになることが

新型うつ病とは、若者の特有の甘えの見え方ではないのか?
そう疑問を持つ人も多いようだ。

だが、この新しいうつ病のタイプ、今や20代、そして私たち30代にも広がっている。
そして純粋な甘えのタイプとは違うという。

一見ちょっとうつ病っぽく無いのだが、確かに同年代の30代女性にちらちらいるようで、現に知人で未婚の女性の1人かこれだそうだ。
ただ今彼女は病気療養を会社から認められ、休職中だ。

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新型うつ病とは、よくいわれるうつ病の特徴、つまり鬱々として何も楽しくなくなる、生きる元気が湧かない、死にたくなる、という症状とともに以下の様な特徴的な症状がプラスされる。

症状は一見現代の若者層に見られがちな甘えの行為に似ている

食べ過ぎたり太ったりする、仕事嫌い、レクリエーションなど自分の好きなことに対する喜びの反応が激しくなる、寝足りなくて過眠になる、責任回避、責任転嫁がいちじるしくなる、というような、いかにも生活のだらしない、だだっ子の甘えのような症状が出るがこの新しいタイプのうつ病だという。

だから周囲の人たちは、何の知識もなければ本人がサボっている、甘えているに過ぎないと考えても確かに無理はない。

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だが、ちょっと前から新型うつ病とははっきりとうつ病のくくりの一種として考えられている。

会社などの勤務先でチラシや案内書きを配られたり、目にしたりする人も多いだろう。
それを目にした同僚社員から心配され、精神科医にかかってはっきりと病名を告げられたのがきっかけで、先の知人女性は休職を願い出たそうだ。

新型うつ病も一種の病気なので、自分で治そうとしたりしないこと

ただ、
当初は別にそれほどの深刻なものではない、その内治るだろうなどと考えていたらしい。

ところが、彼女の意に反してストレスになったのがどうやら周囲の同僚職員だったようだ。
まとまった仕事が自分に回ってこようとすると、責任を負いたがらない、負うとよけいつらいので他の職員に分担してもらったりして肩代わりしてもらったりしていたらしい。

そのくせ、そうした時に周囲でささやかれたたわいもない二言三言にいきり立つようになったという。
そしてすぐに感情が収まると思いきや、一度怒るとずずっと引きずる。
それがあからさまな態度や仕事への姿勢になるらしかった。

ある程度まではふつうの人にもありがちなアクションだが、彼女の場合、加えて従来はなかったようなミスも連発し、デスクのPC画面にすら集中できなくなっていたようだ。

それで見かねて同僚の女性が一度心療内科などに診てもらうことを勧めたのだ。

甘え、気分屋的な症状が顕著

不思議というか、そんな同僚の提案に反発することはあまりせず、病院で診断書をもらってすんなり休職を決め込んだらしい。

この様な新型うつ病、特に現代にありがちな希薄な人間関係で成長してきた若者、20代そして30代の特に前半の人々に多いらしい。

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そしてそのストレスのはけ口が、自分の好きなことへの発散として出てくるようで、実際仕事などイヤなことはとことん拒絶する傾向にあるものの、ゲームや遊びなど、好きな行動には嬉々としてやり続ける。

新型うつ病とは、要するにそんな時にはうつ病の症状が出ないのだ。
いつも症状が出るわけではない、その意味で従来型のうつ病とは異なる。
だから甘えのようにもとらえられる一方で、もしかすると気分屋のようにも見られるかも知れない。

周囲も面倒を見てストレスを抱えることになる

一番大変だったと思われるのが、そんな彼女をフォローしていた周囲の同僚女性たちらしい。

とにかく気分屋的な彼女の仕事のやり方を、何とかカバーしていてくれたようだが、逆にそれが周囲の女性たちにとってストレスにもなっていたようだ。
休職した彼女本人から聞いている。

病気の本人が自分で他人の迷惑ぶりをいうくらいだから、相当目立って周囲が面倒を見ていたのだろう。
そんな彼女らに同情するしかない。

新型うつ病の原因とは?治るのか、治らないのか?

新型うつ病の原因を専門家がいろいろ指摘している。

現代社会にありがちな家庭環境のゆがみとか、学校時代に受けた深刻な精神的ショックが原因とか、になるだろうか。
ただ、そうなるとこの新しいうつ病を治すのはかなり大変なこととなるだろう。

休職したはよいが、彼女はいまだに仕事を休んだままのようだというし、職場に連絡も入れていないようでもある。

この病気にありがちな無責任の症状の一環かも知れないが、彼女の場合、自宅から通っていて、仕事への執着が希薄なこともあるのだろう。
ようするに今の職場がいやだったら、そのまま退職してしばらく自宅でノンビリしてもよいというような「セーフティーネット」もあるようだ。

彼女の両親とも会ったことがあるので知っているのだが、娘の彼女から口づてに聞いた話では、
「嫁入り前の娘が精神科にかかったなどという噂が勤め先に広まったら、いっそ辞めた方がよいのではないか、ともいっている」
そうだ。

この辺、ひと口に善し悪しをいうのは、非常に難しいだろう。

この病気が完治するかどうかは専門家でも判断が難しいようだ。
ただ、症状を改善する道はあるようだし、有益な情報でもあるから下に書き留めておきたい。

・毎日運動をする。このことで心と体のバランスを調節できる。
・毎日自宅や部屋の掃除をする。これで周囲の清潔感、達成感が得られる。
・この病気は睡眠時間にルーズになりがちなので、毎日の就寝、起床時間を決めておく
・日光を浴びて、精神安定ホルモンであるセロトニンを増加させる。

これらは専門家や医療関係者が提唱していることだ。

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汗をかくほどに毎日運動を欠かさないようにすれば周囲からも健康的な生活であるのはわかるし、デスクワークに凝りっぱなしになりやすいOLとしては、一番理想的な活動だろう。

私もOL時代、退勤後は帰宅途中のアスレチックセンターでエアロビクスやジョギングをしたものだった。
別に病気でなくともこうした運動、やった時とやらない時では気分が大きく異なるので、ぜひおすすめしたい。

ちなみに休職中の彼女、現在は親にねだって全国の温泉をハシゴして旅行していて、私のLINEに連絡をくれたりしている。
ここまで来ると本当に甘えかもしれないなあ?
と考えてしまうのだが 笑。

(増淵夕子)

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