結婚年齢が年々上昇してきて、私のような30代独身女性が増えてきた。
40代ですら出産を考える時代。
それなりに男性を引きつけるファッションに身を包んだりもする。
だそんな彼女たち、世間ではおちゃらけ半分で「熟女」といわれるそうだ。

独身女性なのに熟女っていうのもどう表現して良いか悩むけど、男の自分の目から見てもそんなに気にすることじゃないのではないだろうか。

確かに当の女性達はいろいろ心配もあるのかも知れない。
でも、独身女性とは言え30代やそれ以上なら、ファッションセンスなど20代やまたは十代の頃から培ってきたテクニックがある。
自分を美しく見せようと努力して、ちゃんと目にかなっていることも多い。

そしてそれが多くの場合功を奏していて、20代の頃とは違った、本当に美しい盛りのように見える人も多いと思う。

 

なんだか30代の独身女性本人たちに聞いてみると、なかなかそれでもおしゃれとかダイエットとかを失敗したことを嘆いてばかりいる（笑）。
肌が敏感でトラブるとか、化粧ののりが悪くなったとか。
でもしっかりとファッションは流行も追いかけているし、すごく洗練されてますよ！汗

彼女たちと同じ30代の既婚の人たちを見てみても、独身者ほどじゃないがちゃんと化粧に気合いを入れている。

ファッションのセンスだって、そういうわけで長年培って身につけているノウハウを駆使しているので20代の女性に何ら遜色ないことも多い。
少なくとも私の目から見た範囲、そして30代の友人（男）の意見はそうなる。

同じ30代なら、日本の女性は白人よりも美しい

国際的に見たら、もしかすると別にお世辞をぶち上げるワケじゃないが、30代独身女性で一番美しいのが日本人？

そんなふうに思えたりする。

アメリカやヨーロッパの白人女性は確かに8頭身美人で目鼻立ちも深く、男も含めて私たち黄色人種はやっぱり姿形からして畏敬の念で見てしまう。

見た目はどうしても日本人の彼女らが引くのもしょうがない。
悪いけれど、かっこいいのは認めさせてくださいね！

けれども、白人というのは有色人種よりも肌が弱くて年齢が増す度に我々よりもシミやソバカスが増える傾向がある。
皮膚癌さえ多いのだ。

つまり美しいピークでは確かにダントツで美しいんだけれど、それを過ぎれば申し訳ない言い方かも知れないが、日本人、と言うか黄色人種の肌にはかなわないと思う。

そしてファッションの話になるけれど、日本の着物はやっぱり日本人の女性たちが「オンリーワン」。
白人が着てみるとやたらと体がデコボコしすぎていて、むしろ目になじまない。
独断だけれどこれは断言してよいと思う。

偏見を承知であえていうと、日本の女性は基本6頭身、7頭身くらいで、顔立ちも白人よりのっぺりしているから、年齢的に美しいピークであっても白人に太刀打ちできないかも知れない。

だが、嬉しいことにそのピークの継続期間は白人よりもはるかに長いように思う。
いかがだろうか？

 

ちょっと白人との比較で脱線が長くなってしまったのだが、だから30代独身女性であっても何ら臆することはないと考えてよい。

そうしたことに心配するのは、周囲がそういう風に年齢を基準でどうしても私たち30代を見てしまい、それに左右されて自分でも引け目を感じてしまうからだろう。

そして30代でいまだ独身となると、確かに世間の目がガラリと変わってくるというのは事実かも知れない。

29歳と30歳の独身女性同士は大きなへだたりがある、と考えてしまう事はよくあるはずだ。

このため、周りの知り合いが30前にどんどん結婚していくのに自分だけが取り残されてしまったという心配がつのるのだろう。
Woomediaの某ライター女性の話だと、飲み屋で悲しくて泣き続ける友人もいるとか。

離婚した時、子供が片親の家庭で育つことを考えれば、それを避ける意味でも晩婚がよいのかも

だがよくよく考えてみれば、20代に結婚し、子供を産んだ女性の全てが円満な家庭生活を生涯維持できているワケではない。

この離婚が増えている世の中、若い内に結婚してすぐに子供ができたというのに、結婚後2年3年くらいで亭主と別れてしまうケースだって珍しくない。

離婚率も激増している。
これを決して忘れてはならないはずなのだ。

そしてそんな、時一番ワリを食うのは間にできた子供のはずだ。
片親、つまり母子家庭とか父子家庭で育てられると言うことがどんなにつらいことなのか、子供の身になって考えればわかると思う。

遅い年齢での結婚、つまり晩婚は確かに子供を産むリスクも増大する。
20代で結婚したこのような夫婦の離婚率が右肩上がりになっていることを考えると、こういう意味に関しては、晩婚も理想とも感じられるのだが。

もちろん離婚の危機は、年長者の結婚にもあり得るが、それでも若いうちに結婚した夫婦よりもぐっと少なくなるだろう。
その分お互い世間を経験してきた男女なので、何もファッションだけにとどまらず、お互いを理解し合おうという気持ちはより強いのではないだろうか。

30代になっていまだ結婚どころか、言ってしまうと申し訳ないけれど、その相手さえいない方もいるだろう。

だが時代とともに女性の生き方も様々になって来ているし、今あるこの時間を大切に過ごすこと。
そして前向きに将来をしっかり考えて過ごせばよいのではないだろうか。

（吉野博耶）