ジャジーズタレントでHey! Say! JUMPの中島裕翔さんが、20歳年上の吉田羊さんと“7連泊”をしたことが明るみに出、その直後彼が酒場で泥酔して騒動を起こしたことが、今ファンやジャニーズ事務所側に非常に不安を与えている。
中島さんの酒癖の悪さは以前から指摘されていて、15年7月には靖国神社のみたままつりで警備員に注意を受けたという騒ぎを起こして以来、なんと無しに私自身も
「酒癖ってなかなか直らないから、もしかするとまたどこかで」
とも思っていた。
そうしたら案の定となったわけだが、ファンの人たちにとっても、またジャニーズ事務所のメリー副社長にとっても悩みの種はまだ尽きないかもしれない。
中島裕翔さんの酒癖自体もそうだが、それ以外にも悩みの理由があるに違いないからだ。
それは何だろうか?
中島裕翔の他にもメンバーはみんなお酒好き!
その理由、実のところHey! Say! JUMPのメンバーほぼ全員、中島裕翔さんほどではないにしてもお酒好きがそろっている。
つまり中島さん一人をとっちめても、他のメンバーはどういう行動をとるか、単純に考えればいつまでも不安は続くというわけだ。
それを見越してか、今回ジャニーズ事務所側は中島さんはもちろんのこと、グループのメンバー全員に禁酒令を出している。
表向き本人は靖国神社の騒動以来、懲りていない、連帯責任だ、ということのようだ。
騒ぎを起こしたのは中島さん一人だと言うことで、事務所からの禁酒令に他のメンバーからは不満が出ているようだが、このあたり不透明な点も感じられる。
憶測に過ぎないが、わざわざ事務所がメンバー全員に禁酒令を発したということは、いろいろに考えられるのだ。
中島さん以外の他のメンバーにもマスコミに伝わっていないけれどある程度そういう酒の席での問題があったり、それが些細なことであってもすでにメリー副社長あたりにはすでに伝わっていたのかもしれない。
仮にそうだとした場合、他のメンバーからそんな騒動が発覚すれば、いつまた週刊誌にスクープされるかわからない。
全員禁酒令は、それを見越して予防線を張った、とも考えられるのではないだろうか。
靖国神社の件で懲りてはいなかった?
ただ、靖国神社での騒ぎの最中は、中島裕翔さんはHey! Say! JUMPのメンバー同士でいたわけではない。
ドラマで共演中の俳優・間宮祥太朗さんらと連れ立っていて、境内の地面にどっかと座りながら缶ビールを片手に騒いでいたことがわかっている。
このとき事務所側が執った措置は、警備員に注意を受けただけで終わったのでまだ事なきを得たようだ。
だが彼が吉田羊さんとの7連泊を終わった直後、酒場で泥酔して110番されたことから、酒癖の悪さが直っていない、懲りていない、という印象を事務所だけでなくファンや世間にも強く与えることとなった。
というよりもむしろ、靖国神社の時よりも騒動が一回り大事(おおごと)になっていることは間違いない。
1年ほど前自分が引き起こした騒ぎに懲りていない、そう言われても仕方がないだろう。
つまり靖国神社での騒ぎに対して、事務所側が与えた処分がどうあれ、結局それが騒ぎを食い止める役に立たなかった、という見方も出来るはずなのだ。
今のところ、こうした問題を表向き引き起こしているのはHey! Say! JUMPのメンバーの中でも中島裕翔さんだけのようだが、靖国神社での騒動の時もスクープネタを飛ばしたのは週刊文春だ。
ジャニーズ事務所側からすれば、他のメディアと異なり圧力をかけても屈せず果敢にスクープを発見しようとしてくる文春は驚異だろう。
メディアや7連泊の相手は沈黙状態?中島裕翔の酒癖は直るのか?
あれだけの騒ぎを起こした中島裕翔さんだが、彼を抱えるジャニーズ事務所側は、副社長でメリー氏の娘である藤島ジュリー副社長のお気に入り、ということもある。
また、彼は7月からスタートするドラマ『HOPE』の主役としてすでに抜擢済み、ということで謹慎などのあまり重すぎる罰はよろしくない、という理由で禁酒令を言い渡されたらしい。
また、あるいは酒癖の悪い彼にブレーキをかけるために、他のメンバーを同じ禁酒令の対象に巻き込むことで、中島裕翔さん本人には事務所側からだけでなく、他のメンバー側から釘を刺しておく。
そういう意味もあったのかもしれない。
だが、彼の酒癖はそういうふうに断固とした措置を執らなくてはならないほどに深刻だとも感じられる。
でも彼も、今回仲間が全員禁酒令の連帯責任を喰って迷惑を被るなど、ある意味社会というのはこういうふうに、他人に迷惑がかかることをよしとしない世界だと言うことを徐々に体で理解していくことになるだろう。
Hey! Say! JUMPという新しいジャニーズグループが、SMAPや嵐などの超人気グループのようになるかならないか、という可能性はこういう騒動に対して彼らがどう乗り越えていくか?
そういう視点からも予想できるのではないだろうか。
(喜屋武氷捺)