友人の一人に婚活中の苦労がやっと実って出会った男性と付き合いだしているアラサー女性がいる。
ものすごい男性に疎くて、友人に尻を叩かれるようにして婚活を始めたようなところがある彼女だが、バレンタインにチョコをプレゼントすることを今年初めて考えているとか言っているようだ。
彼氏の出来たのも初めてならば、チョコを挙げたりするのも初めて、ということで見かけは30のオバサン女子でもハートはまるで中学生みたいに。
要するに、何をしていいのかわからないらしいのだ。
彼氏も立派な社会人経験者ならば、チョコ以外のプレゼントもアリ!
彼女から直接聞いたのだが、婚活でであって付き合っている彼氏はチェーンレストランの経理を担当しているそうだが、彼女も実はブティックの経理担当者で、ちょうど職種がマッチングしていたそうだ。
話が弾む内に仕事を通じてけっこう気心が知れていったらしい。
だが、それだけに相手の仕事の内情もわかるし、職業的にどんなものが欲しくなるのか予想がつくのではないだろうか。
そうなればバレンタインとはいえ、チョコばかりが相場ではなくなってくる。
ぜひ押さえておきたいのだが、長年同じ仕事に打ち込んでいる男性などの場合、職業的にいつも使うもの、相性のよい持ち物や身の回り品などがけっこう隠れた好感度アップのプレゼントとなる事が多い。
もちろんバレンタインだから、それにチョコレートを付け加えて告白、などと言うのもアリだろう。
だからたとえば彼女が付き合っている様な男性の場合、ネクタイとか鞄、パス入れなどが喜ばれるのではないだろうか?
男性はけっこうパス入れやサイフなど、ボロボロになっている者を持ち歩くものだ。
私の元彼もそうだったし、ちょっと表に出てこなさそうで、あまりファッションに直接関係がなさそうだというのもおおざっぱになりやすい理由かも知れない。
同じ理由で下着などもアリかも知れない。
もちろん彼氏との仲がしっかり深まった時点でプレゼントすべきアイテムだろう。
元々バレンタインとか全然興味がなかった彼女
たまに女性にいるが、バレンタインとかチョコレートを彼氏や男性にあげるという行為に全然興味を示さない場合がある。
彼女も元々そんな種類の女性で、私もよくは分からないが経理で長く働いていたせいか、金銭的なバランスシートで人間関係を見るようなドライな部分もあるようだ。
そのせいか、いつもずいぶん醒めた雰囲気で、一種の現実重視の考え方が定着しているのかも知れない。
それが良いのか悪いのかはさておいて、恋愛などと言うのは結局先の見えないところもあるから、自ずと敬遠していたのだろう。
だがそんな彼女がこの頃慌て始めて婚活に精を出すようになったのは、やっぱり自分の妹が先に結婚してしまった事がかなりショックだったようだ。
初めての恋愛、というにはほど遠いような、それこそ中学生の男女交際みたいなもののようだが、それでもバレンタインを意識して彼氏に初めてチョコをプレゼントしようなどと言うのは、私などよりよっぽど勇気があるかも知れない 笑。
バレンタインですでに付き合っている彼氏にはサプライズで楽しもう!
なお、バレンタインで付き合っている彼氏にチョコやプレゼントを手渡す際、一つのアイデアとしてちょっと意外性を持たせたり、サプライズ的な渡し方をしたりするのも手だ。
彼女のようにまだ付き合い始めて間もなければオーソドックスに渡すのもよいかも知れないが、付き合って長ければ普段は買わない高級品チョコとか、一風変わった嗜好や味のチョコなども考えられる。
彼氏がアルコール好きならウイスキーボンボンなどがおすすめだ。
というか、私の元彼が好きだったものだから 笑。
他にも同じようなコンセプトで手作りのチョコを作って見るのもよいだろう。
年齢別にはわからないが、同じ職種で苦労をともにする者として、手作りの大変さを共感してくれるかも知れないからその分感謝と愛情を期待できるに違いない。
その他にも旅行をプレゼントする、という究極的なサプライズも考えられる。
ようは、彼氏が驚いて、その分愛情と感謝を育んでもらえるよう工夫を見つけることだ。
ただ、返す返す思うのは、彼女の普段の様子、すっぴん同然の様子であんまり男性を意識しないような感じだった。
しかも初めてなのによく婚活を成功させたなあ、と感心している最中だ。
それだけ気合いを入れていたのだろうか。
バレンタインで漫然と彼氏に告白しようとして失敗している私などは、逆に彼女は痛い存在なのだ。
(一ノ瀬絵美)