サバ缶が超人気。
あっちのスーパー、こっちのスーパー探しても、安いのは全然売り切れの状態で、今まで見たことがないほど。

理由？
サバ缶は健康や美容、ダイエットにも良いし、しかも安い。
それをテレビや雑誌などメディアでどんどん取り上げている。
それが売り切れの理由に絡んでいる。

それで品薄、売り切れになっているし、ちょっと前よりも確かに値上がりしている印象がある。

安いサバ缶をどうやったらゲットできるんだろうか？
私は日夜頭を痛めています。

何とかして上手に安く手に入れる方法ってないものだろうか？
それには売り切れの理由を探ってみると、答えが出てきそうだ。

「安い」「健康」「美容」の3拍子が見事にそろったサバ缶

本当にスーパーでサバ缶の商品棚を見ると最近は異常。
安いのを筆頭に、売り切れで棚が空っぽになっている。

たまに入荷すればまたたく間に売り切れてしまうと言って良いくらいだろう。

まずその理由をざっとあげてみよう。

1. 値段が何より安いこと。庶民の味方なのだ。
2. そしてヘルシー。今更言うまでもなく、DHA（※）を含む “青魚”の代表格。
※DHA「ドコサヘキサエン酸」は脂肪酸の一種で、脳のはたらきを向上させ、記憶力を正常に保つ作用があるといわれている。アルツハイマー病にも効果があると言われているらしい（参考：http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2015/004031.php）。
体内で作られず、サバやサンマなどの“青魚”に多く含まれる。
3. さらにEPA（※※）も多く含まれることで、“痩せるホルモン” GLP-1の分泌を促してくれる。つまり美容効果だってバツグン。
※EPAは「エイコサペンタエン酸」は脂肪酸の一種で、血液をさらさらに保つと言われる。高血圧や動脈硬化を予防し、血栓や脳梗塞、心筋梗塞にかかりにくくするはたらきがある。DHAと同じく体内で作られず、サバやサンマなどの“青魚”に多く含まれる。
そしてさらにDHAとの相乗効果で、中性脂肪を減らすとも言われているようだ。（参考：http://www.nissui.co.jp/epalife/neutralfat/index.html）
4. これに付け加えると、サバ缶のうち、中でも人気の高い「水煮」は、すごく他の料理へアレンジがきく事でも重宝する。
   
   「味噌煮」や「味付け」と違って、こういう自由がきくのも大きな理由だろう。

   クックパッドでもたくさんレシピが載っているし、海外に目を向ければ、トルコではサバのサンドイッチが有名なケバブよりも人気なくらいだ。

こんな理由を見ると売り切れになるのは納得できる。

「人気加熱」「買い占め」「製造が追いつかない」のが売り切れの理由に

テレビや雑誌などのメディアが騒ぎすぎという主張もあるかも知れないが、元々そういうポテンシャルを持っているからこそ、そうやって惜しまず取り上げられる、とも考えられるだろう。
それでますますサバ缶の人気が加熱。

そして、品薄気味になってきたのを心配した消費者側で、箱買いや大人買いの買い占めが頻発しているのかも知れない。

かくいう私も、通販で何度となく100円一缶のサバ缶を箱買いしていた“前科持ち”。
元々サバは好きだったので、今の人気沸騰する前、安い時にはそんな風にして買い占めていた。

けれど今では、他の消費者もどんどん買い込んでしまうので、メーカーの製造が追いつかない。

実際、通販でもサバ缶の安いのを中心に品薄、売り切れになっているショップがすごく多い。
売り切れ状態が続く理由はこんなところだろう。

どうやったら安く手に入る？

そんな売り切れ状態がスーパーマーケットだけでなく、通販にまで飛び火しているような今、一体どうやったらサバ缶を安く手に入れることができるんだろうか？

そんなとりとめない解決方法、「あるわけない」とさっさと降参してしまったら女がすたる！

だからいろいろと考えてみた。

そうして、無い知恵を絞ってみたところ（笑）、それなりに売り切れ状態を上手く避けて買える方法がどうやらありそうだ。

ちょっとお伝えしてみよう。

①「水煮」をやめて「味付け」や「味噌煮」を買ってみよう

まず一つは、今あまりにも人気の出すぎているサバ缶のうち、「水煮」を諦めてみたらいかがだろうか、ということ。

普通どこのメーカーでもサバ缶というと、「水煮」の他には「味噌煮」、そして「味付け」があったりする。

そして、メーカーにもよるけれど、今、水煮よりも味噌煮や味付けの方が商品が出回っているし、安くなっていることがある。
だから、味噌煮や味付けを買ってみるのが一つの手になる。

ただ、味付けや味噌煮になると、水煮よりカロリーが高くて塩分なども濃くなる。
たとえば味噌煮の場合、水煮よりもカロリーが1.5倍以上になってしまうようだ。

これが心配になるかも知れないけれど、その分食べる量や頻度を減らしたりすればよいわけだ。

②他の種類の魚の缶詰はいかが？

サバ缶がすさまじい売り切れになっている中、スーパーで貴女は、すぐ隣の商品棚に他の魚の缶詰がきちんと並んでいるのを目にするはずだ。

そういう「他の魚の缶詰を食べてみたらどう？」と考えたことはないだろうか。

実は大正解！

そもそも缶詰は、雑菌が入っていないし、栄養価だって優れている。
しかも安全。なんとなく生魚とか、新鮮な食材に目が行きがちだけれど、全然劣るなどという心配はない。

基本的にすべての缶詰に言えるので、サバ缶だけに限らない。

「サンマ」「イワシ」の缶詰が狙い目に

そこで他の魚の缶詰に着目してみた。

とりわけDHAを多く含む缶詰に着目すると、サバと同じ青魚として、サンマやイワシなどがあげられる。

そこでオススメな人気商品は「サンマ蒲焼き」「イワシ味付け」の缶詰。
売り切れや品薄状態のサバ缶よりもずっと簡単に手に入りやすく、そして値段も安い。これに目を向けない理由はない。
（参考：https://www.maruha-nichiro.co.jp/dha/dha40000.html）

安いからと言ってバカにできない！売り切れたサバ缶をどうやって手に入れられるのか

そういうわけで、サバ缶とか魚の缶詰とか言うとなんだか安っぽくて栄養価も大してなさそうに見えるけれど、実は逆。
すごく栄養が凝縮されているし、安全な食品になる。
絶対にバカにできないのだ。

そんな缶詰の価値や理由を知れば知るほどどうしても売り切れで買えないのは惜しいと思ってしまう。

そこで何とかして手に入れたい、と願うなら一つの案だけれど、今のヒドイ売り切れ状態に、しばらく諦めをつけるとよいかもしれない。

こういう売り切れ状態が長く続くことはないと思うし、そのうちまた商品が出回るのではないだろうか？

そして、その時が来たら、その後品切れになることを見越して、少し多めに買いだめしていくのが良いかも知れない。

何しろ缶詰なので、日持ちはバツグンだし、非常食にだって持っていられるはずだ。

そして、売り切れや品薄がすさまじい間は何とか上の様な方法で上手くやりくりしていくこと。

ぜひご検討してみていただきたい。

増淵夕子