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乳がんが肺転移しても余命をさぐるのは性急すぎる?元気でいる人は多いという事実も

乳がんがだんだん進行してくると肺転移そして骨転移というように、次第にがんが体のあちこちにまで広がってくる。

はっきりってしまえば、肺転移などを発症すればステージ4、末期癌とされるし、それを知って患者の余命が一体あとどのくらいなのか、どうしても気がかりの人は多いことだろう。

だが他のがんと乳がんとでは、かなり様子が異なってくる。
一つには確かに肺転移などの症状がみられたとしても、それで余命がいくらとか、その後の患者の寿命を実際に考えることとは別物なのだ。

乳がんの末期と言われて骨転移、そして肺転移を発症している小林麻央さんによって、今大変な注目が乳がんとその危険性について広まっている。
これをよい機会として、この病気の実情を語ってみよう。

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骨転移、肺転移などの末期がんでも、元気でいる人もいる!

いま、市川海老蔵さんの嫁でフリーアナウンサーだった小林麻央さんが自分のブログで、骨と肺に転移が見つかったということを記事にして掲載している。

彼女を通じて乳がんに対する多くの人たちの意識が変わってきたことは紛れもない事実だし、現に乳がんの検診を受けようとする人は麻央さんの病気の報道以来、激増だということだ。

末期癌となっていることは非常にお気の毒としか言いようがないが、このように多くの人たちに乳がんに対する認識を伝えることが出来たのは、ひとえに彼女の功績と言えるだろう。

ただ、どうしても末期癌というと、余命いくらとか、もうすぐ命がつきるというのが一般の人たちの考え方だろう。

しかしながら乳がんというのは、他の癌と異なり例えそういう末期だったとしても比較的高い生存率を誇っている。
これは紛れもない事実なのだ。

実際に国立がんセンターの統計などを見てみると、たとえば乳がんのステージ4だったら5年生存率は32%もあることが知られている。
10年生存率も15%以上。
他の種類のがんと比べても圧倒的に生存率は高いのだ。

このため実際、一昔前と異なり今では乳がんによって死亡することはない、という言い方すらされているほどだ。

だから乳がんに限っては末期癌だからといって、すぐに余命とかに結びつけるのは早計だと言うことをひとまずお伝えしておきたい。

肺転移、骨転移とは

ただ、そうはいっても他のがんと同じく、もちろん乳がんだって怖い病気には間違いないし、生存率を見ても逆に考えれば肺転移などで末期になると、10人のうち3人しか5年後生き残らない計算となる。

この病気でなくなった有名人も、千葉はなさんや田中好子さん、ダンカンさんの嫁など、数多い。
当然だが決して安心できるものではない。
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肺転移というのはそういう末期のがんの症状の一つになる。
がん細胞は血流に乗って全身に行き渡ることとなるが、その血流が悪いところにさしかかるととどまって増殖するという性質がある。

これががんの転移だが、肺転移というと肺にがん細胞が転移して、その結果呼吸器系に症状が現れることとなる。

肺転移が起こると咳や痰がたえなくなるし、息苦しさも感じるようになってくる。
また、骨転移は骨にがん細胞が転移することだが、こうなると骨がもろくなり、骨折が起きやすくなる。
骨折するとものすごい痛みに襲われ、日常生活にも支障を来すこととなる。

小林麻央さんは自身のブログでこの骨転移と肺転移が見つかったことを克明につづっている。大変深刻な状況だ。

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肺転移、ステージ4でもあきらめるべきではない

確かに転移と聞くと空恐ろしくなるし、小林麻央さんのブログKOKOROの中では自身の病状を彼女なりに冷静に見つめて書き留める、それを毎日行っている。

そして乳がんという病気自体、発見時すでにリンパ転移が見られる確率の高いがんだという特徴がある。
特に麻央さんの場合、乳がんの中でも『進行性乳がん』と呼ばれ、進行が普通の乳がんよりも非常に速く、それだけいっそう深刻だった。

ただ、それでも朗報としては麻央さんの病状に対する医療手段はいまだ残っていると言うし、使える薬だってある。
そして繰り返すけれど、乳がんの生存率は末期でもかなり高いのだ。
確かに末期のステージとは言え、余命ということばを軽く言うべきものでもない。

麻央さんはがん発見以来、北斗晶さんのように胸の全摘出手術を受けていない。

その理由は切除するにはがんが進みすぎていた、危険な部位に転移やがんが見られたとか、または切らないで直す方が安全だと考えたとか、あるいは麻央さん自身が胸を摘出することをしない決断をした、とも憶測が流れている。

いずれの理由なのかはわからないけれど、それでも乳がんにはそういう対策がいくつもある。

そして中には、全身転移が見られるようになっても何年も病気と闘いながら命をつないでいる人だって多い。
信じられないが事実のようだ。
乳がんの患者の一つの特徴と言えるだろうか。

なのでもしかすると小林麻央さんも、この先肺転移や骨の転移の他、さらに新たな転移が発覚するのかも知れない。

だがそうであったとしても病気と向き合うしっかりした心さえつないでいれば、余命を考える必要もないのではないだろうか。
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乳がんに限らず、病気というのは日々の生活の中で、知らないうちに何かの悪い習慣や食生活などがそういう体の不調によってはき出されたもの、ということが出来るだろう。

今こういう話の流れでこうしたことを言うのは不適切かも知れないが、麻央さん自身、自分の新しいブログでは「ありのままの自分」を語ることとし、そのような記事を毎日掲載誌続けている。
おそらくよほどそれまでの日常生活で無理があった、その反動ではないだろうか。

夫の海老蔵さんも今はこの大病によって彼女の元を離れないでいてくれる。
子供たちも同じだろう。
そうしたご家族の願いが、そのまま麻央さんに勇気を与えているにちがいない。

(増淵夕子)

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